外に落ちていたフワフワの正体
その常識は『非常識』かも?!
今、『常識』じゃーん!って思ってる事って、
どこかの国では、「なにそれ???!!」って
驚かれる程の『非常識』かも。
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おはようございます、詩人書家なおです。
パキスタン人の社長が経営する会社で、事務をやっていた時の話です。(15年くらい前の話〜)
ある朝、出勤すると・・・
会社の広い敷地の中に(車を扱うのでかなり広い・・・)
見慣れない白い柔らかい感じのかたまりが落ちていました。
車関係の会社だったから、よくありがちなんだけど
毛布とか、ボロ切れを落としちゃったのかな?って
(よくわかんないけど、拭いたり、包んだりしてるのを見かけた〜)
特に気にせずいつも通り事務所に入り、事務作業を始めた私。
そこへ「オハヨウゴザイマース」と・・・
ちょっと小太りで陽気なパキスタン人の社長が現る
社長見て、数日前のやりとりを思い出した私。
そういえば・・・・
午後の眠気と戦っていた時・・・
不意に社長に話しかけられて、最初は
頭がよく動かないまま聞いてたけど
しつこく
「やぎ、どこでうってる?」
って言うからハッと覚醒して・・・
え?やぎ?ヤギ?八木?
いやいや山羊。。。。
やぎをかうとは?
飼うなのか、それとも買う?
私のノータリンな頭では、
「クララが立ったのー!」っていう
ハイジのヤギしかイメージできずにいたんですよ。
カレー大好きパキスタン人の社長は・・・
ナチュラルに!
SOU!!そう!自然にー。。
社長はヤギを探していた。
「なんでヤギなんですか?ヤギ、ペットにしたいんですか?動物園で観るのはダメですか?」
こっちもナチュラルに聞いてみた。
そしたら彫りの深い顔を、さらに彫を深くして
社長は言った・・・
「食べるでしょー♪」と。
当たり前じゃーん。って
そりゃもう自然に。。。
まさか焼肉とかのお肉とは、結びつきやしませんでした。(カレーに入れるんだろうけど)
彼らは、宗教上、お肉はお祈りしないと食べません。
今では少しは知られてきた「ハラール」っていうやつ。
だからね・・・
豚肉はダメなんだそうで、
やたらと「ラード」っていう言葉に敏感。
おやつに社長も食べるかな〜って、チョコをあげた時も
外袋に書いてある、原材料名が書いてある小さな字を目を凝らして見ていました。
(だけど、領収書にチャーハンって書いてあったの。その店のチャーハンにはチャーシュー入ってるんですよ。言わないけど)
そんな回想をしながら・・・・
もう一度、事務所の窓から遠くの方に見える
白い毛布のようなものを見てみる・・・
風が吹いてる・・・
毛布は随分と毛足が長いのか
ふわっと風になびいている・・・・
もしやあのフサフサって・・・・
怖くて聞けなかった・・・
私の脳内では、謎の呪文のようなお祈りの言葉を唱え
横たわるやぎの周りをグルグルと回る数人の外国人(インディアン笑)
がイメージ映像として浮かび・・・
ほっとくと、その先もイメージしてしまいそうになったので
強制的に思考をストップするためにお茶を入れようと席を立った。。。。
この「ヤギ事件」から・・・
今、私の「目の前の現実」でこれって当たり前よねーって
日常であって
常識になっていること・・・
それって、違う地域の人から見たら当たり前じゃなくて、
常識でもなくて、むしろ非常識だったりびっくりするようなことなのかもしれないよねって考えるようになったわけです。
この地球の中でも、色んな人種だったり
色んな生活があって、それぞれがそこの常識を
日常のありふれた風景としてみている。
この世界は・・・なんでもありなのかもしれない。
その常識は常識なんかじゃない。
その時の「ヤギ事件」から、外国人も普通に同じ人間なんだ〜って思ったし(ヤギ探すのに結局、ネット検索してた笑)
この世界では、どんな人たちがどんな生活をして
何を考えて日々暮らしているのかな?って興味も湧いたんですよね。
それが私が、
人に興味を持った大きなきっかけになったんだと思います。
あなたの常識も・・・
それって本当は、非常識なのかもしれないんだよね。
なんでもありのこの世界私たちはなんだってできる!!!
そう思う今日この頃です。
今日もあなたを応援します!
ワクワク楽しい週末をお過ごしくださいねー
なおより